- プログラミングスクールを受講するメリットが知りたい
- プログラミングスクールをどのように活用するべきか
- あなたの目的に対してプログラミング学習は適しているのか
就職目的でプログラミングスクールを検討している人は、「本当に就職できるのか?」といった悩みがあると思います。
SES企業(システムエンジニアの派遣会社)は世間で評判が良くない印象もあり、自社開発のSIer/Web系企業を希望する人も少なくありません。
ただ、単純にプログラミングスクールを受講しても就職できない人がいるのが事実です。
どんなモチベーションあるいは目的を立ててれば、費用を無駄にせずプログラミングスクールを活用できるか解説します。
- SIer/Web系企業での実務経験があるフリーランスエンジニア
- プログラミングスクールでの講師実績あり
- HR領域によるエンジニア特化の採用代行を業務委託で兼務
プログラミングスクールを受講して就職できない人の特徴
結論、プログラミングスクールを受講して就職できない人は以下の特徴があります。
- 基礎学習のモチベーションが上がらず挫折する
- わからない箇所をわからないままに継続学習する
- Webアプリ開発フェーズでコピペあるいはオリジナル機能実装しない
- 就職支援サポートを使わずポートフォリオ作成や書類添削・面接相談をしない
- いきなり理想とする企業に就職できると勘違いしている
要するに、プログラミング学習が受動的なものだと思い込んでる人は就職まで辿り着けません。
エンジニアに必須となる課題発見力と課題解決力を身につけ、あなた自身が自走できる状態にならなければ企業面接で通ることはありません。
プログラミングスクールの基本的な学習ロードマップ
例としてプログラミング言語Pythonで記載していますが、どのプログラミングスクールも基本的に以下の学習ロードマップを採用しています。
- プログラミング言語学習(基礎)
- プログラミング実践学習(オリジナルアプリ開発・チーム開発)
- エンジニア就職&転職
それぞれの学習における取り組みによって就職までの達成度が変化します。
プログラミング言語学習(基礎)
最初からWebアプリ開発を始められるわけではない!
プログラミングスクールは各プログラミング言語学習のコースを用意していますが、共通して基礎学習から始まります。
プログラミングの基礎学習で挫折した場合、当然就職する以前の問題になります。
- 基礎に対してモチベーションが左右されず学習できる人
- 基礎の中でわからない箇所をわからないままにしない人
- プログラミングスクールのメンター相談などをガンガン活用する人
実践学習に向けて基礎学習を上記の状態でクリアできれば、就職目的・目標の一つは達成できます。
プログラミング実践学習(オリジナルアプリ開発・チーム開発)
コードだけ記述していればWebアプリが開発できるわけじゃない!
プログラミングスクールでは、基本的にオリジナルアプリに対して個人開発かチーム開発を用意しています。
- 要件定義(技術選定含む)
- 基本設計・詳細設計(画面・機能)
- 実装
- テスト・運用
Webアプリ開発では実装フェーズでコード記述するだけでなく、アプリケーションがどのように公開されていくのか一連の流れも理解する必要があります。
エンジニア就職&転職
基礎学習/実践学習を経てエンジニア就職&転職がある!
プログラミング学習が一通り終えた後に、エンジニア就職&転職に重要な内容があります。
- 質の高いポートフォリオ作成
- 未経験OKな就職&転職サイト/エージェントの活用
- 就職&転職支援でどこまでスクールの実績を活用できるか
特に、GitHub等による質の高いポートフォリオが前提として企業応募が開始できる状態です。
また、SES/SIer/Web系開発企業の選定なども希望によって変化するため、どのような就職活動に特化したプログラミングスクールか見極める必要があります。
コロナの影響によるIT未経験者求人数の推移
プログラマカレッジが算出したデータにて、コロナの影響からIT業界の求人数が年々変化している状況です。
IT業界の未経験求人数を確認すると、コロナによる緊急事態宣言時は一時的に激減しているものの、2020年下半期以降から急激に採用状況が復活していることが分かります。
こういったIT未経験者求人数が年々増加傾向にある背景として、以下の原因が挙げられます。
- コロナ後からIT業界でフルリモートワークが一般化された
- 日本全体の給与水準低下に伴い、エンジニア就職&転職が盛り上がってきた
- IT業界以外でもIT化/DX化が求められ、エンジニア不足が発生している
- IT業界はエンジニア未経験を採用し、社内エンジニア育成を徹底している
コロナ以前からIT業界の企業は、エンジニア未経験採用を積極的に行い、社内での育成を徹底していた流れがあります。
技術職であるエンジニアは社内育成が基本であり、ITにおけるキャリア形成が可能な職種です。
ただし、20代のIT未経験者はポテンシャル採用が見込まれており成長を期待されていますが、30代のIT未経験者だと実務経験を活かしたキャリア採用が必要になります。
IT業界未経験者も就職&転職できる職種
エンジニアと言っても様々な職種に分類されます。
エンジニアは雇用の需要が高いですが、採用基準を満たしたスキルや経験が必要になるため、職種ごとにポイントを押さえておきましょう。
以下の表で自身に合ったエンジニア像を把握しておきましょう。
エンジニア職種 | 主な仕事内容 | 未経験の有無 | ポイント |
---|---|---|---|
フロントエンドエンジニア | Webアプリケーション等の画面設計や表示画面の実装を担当 | アプリのフロント周りが基本業務であるため、比較的取り組みやすい | |
サーバーサイドエンジニア | Webアプリケーション等におけるデータベース連携、サーバー処理/機能実装を担当 | アプリのバックエンド領域が含まれるため、業務範囲は担当アプリで変化する | |
インフラエンジニア | Webアプリケーション等の環境構築/管理/保守運用を担当 | クラウド/ネットワーク/セキュリティ等の知識が必要になる | |
ネイティブアプリエンジニア | スマホアプリ等の設計/開発/管理/保守運用を担当 | スマホ関連における開発環境の基本知識・技術が求められる |
プログラミングスクール卒の人であれば、フロントエンドエンジニアかサーバーサイドエンジニアがおすすめです。
就職&転職に強いプログラミング言語が知りたい人は、「就職・転職におすすめのプログラミング言語を現役エンジニアが解説!」の記事を参考にしてください。
本当にプログラミングスクール卒業後に就職&転職できるのか?
結論、『就職&転職すること』はできます。
ただし、以下の項目に当てはまる人は就職&転職できません。
- 本気でエンジニアを目指していない人
- プログラミングと並行してコンピュータサイエンスの知識を身につけない人
- 就職&転職サポートがないプログラミングスクールを選んだ人
上記の理由がエンジニアになれない原因になります。
本気でエンジニアを目指していない人
「プログラミングができるようになりたい!」と「エンジニアになりたい!」は全然違う!
実はプログラミングスクール以外でも学生であればプログラミングを学べる環境があります。
プログラミングが学科のカリキュラムに組み込まれている専門学校あるいは大学(工学部など)です。
専門的な知識やスキルが必要だからこそ、貪欲に学ぶ期間が必要です。
一方で、『スクールに通えばエンジニア就職できるだろう』『お金を払ったからエンジニアになれる担保をしてくれるだろう』と甘い考えで通う人は、おそらくほぼ全員エンジニア就職できません。
改めてスクールを検討している人は、『エンジニアを目指すためにプログラミングを学びたいか』を振り返りましょう。
プログラミングと並行してコンピュータサイエンスの知識を身につけない人
プログラミング技術はエンジニア業務の一部でしかない!
プログラミング技術はエンジニアにとって一部の業務でしかありません。
- サーバー
- データベース
- ネットワーク
- クラウド関連
アプリケーション開発でのプログラミング技術は確かに重要ですが、アプリを動作させるまでのインフラ構築に関する知識も同じだけ大切です。
就職&転職サポートがないプログラミングスクールを選んだ人
就職&転職サポートがないと途端にエンジニアになる確率は下がる!
プログラミングスクールがサービスとして持つ「学習サポート」と「就職&転職サポート」は大きな違いがあります。
- 学習サポートはあくまでプログラミング技術のみ
- あなたの学習レベルが実務レベルに到達した判断ができない
- 就職&転職実績を持つプログラミングスクールの恩恵を受けれない
学習サポートしかないプログラミングスクールだと、内部のカリキュラムが実務レベルに到達しているかわかりません。
また、当然実績がないとエンジニア就職/転職関連のノウハウを持っていません。
そして、就職実績がないスクール卒業自体の意味がエンジニア就職において活用できません。
どんな人がエンジニア就職&転職できているのか?
間違いなく『継続したプログラミング学習』に尽きます。
一日二日で習得できる技術ではありません。
だからこそ、多くのプログラミングスクールも3ヶ月から1年といった受講期間を設けています。
エンジニア就職&転職を意識したプログラミング学習モデル
社会人・大学生どちらであっても、本業・勉学と並行してプログラミング学習するケースが圧倒的に多いです。
エンジニア就職&転職を意識したプログラミング学習モデルは、以下のモデルがおすすめです。
- すきま時間活用型である働きながら学習するモデル
- 短期集中型であるプログラミング学習フルコミットモデル
それぞれのプログラミング学習モデルを詳細に解説しています。
すきま時間活用型である働きながら学習するモデル
社会人であればすきま時間をいかに活用できるかがポイント!
すきま時間型のプログラミング学習モデルは、土日の使い方が重要になります。
平日は情報収集やメンターへの質問内容を固めながら相談等を行い、回答内容をもとに土日にコーディング作業やコンピュータ基礎の内容を実践的に取り組む時間の使い方が有効です。
エンジニアの実務はコーディング業務以外も存在するため、すきま時間で学習できる姿勢を身につけるとエンジニア業務の際もマルチタスクに動けるようになるのがメリットです。
短期集中型であるプログラミング学習フルコミットモデル
まとまった時間があるなら短期集中で取り組めるかがポイント!
短期集中型のプログラミング学習モデルは、平日の使い方が重要になります。
休日にメンターへの質問内容を固めて回答をもらい、平日にガッツリ実践的なプログラミング学習する時間の使い方がおすすめです。
エンジニアも企業であれば平日に平均8時間労働を義務とするため、学習段階から企業の働き方に近い状態でエンジニア就職&転職に取り組めるのがメリットです。
プログラミング未経験のエンジニア就職&転職における悩み・不安を解消
- IT業界・プログラミング未経験でもエンジニア就職&転職は可能なのか?
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全く問題ありません。
プログラミングスクールが提供するエンジニア就職&転職に関するコースは、未経験の方を対象とするものがほとんどです。
独自のパーソナルメンター制度で転職に必要なスキルを身につけることができ、転職保証付きサポートで企業への転職が決まるまでを一貫してサポートしています。
【おすすめ度評価】オンラインプログラミングスクール5社ランキング徹底比較 おすすめのオンラインプログラミングスクールを知りたいけど、どのスクールを選べば良いかわからないし、たくさんのスクールの中で評価の高いおすすめプログラミングス… - 結局、就職&転職サポートって具体的に何を指しているのか?
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プログラミング学習の中であなたの強みを見つけ、学習と並行して就職&転職活動の準備を進めます。
- 自己分析・自己理解
- 応募用の履歴書・職務経歴書作成
- アピール材料となるポートフォリオ作成
- 質疑応答の基本内容と面接対応レクチャー
- 企業に対する推薦状作成(※スクールによって有無が異なる)
上記の内容が基本的なプログラミングスクールで実施されている就職&転職サポートになります。
- 仮にエンジニア就職&転職ができなかった場合の対処はどうなるのか?
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プログラミングスクールによっては、全額返金保証が付いています。
ただし、全額返金保証の条件に満たしていない場合は返金されないため、注意が必要になります。
例えば、学習カリキュラム修了後に就職活動を行わなかったり、いくつかオファーあるいは内定した企業が存在するのに辞退し続けているケースです。
そのため、一般的に就職&転職活動をしっかり行った上で企業からエンジニア採用されなかった場合、全額返金保証が適用されます。
まとめ – プログラミングスクール卒でもエンジニア就職&転職できる
結論、エンジニアを希望するプログラミング未経験者であっても就職&転職できます。
そのため、あなたがエンジニア就職&転職を叶えたいのであれば、以下の内容を改めて頭にインプットしてください。
- プログラミングスクールの学習の進め方を理解する
- あなたに最適なプログラミング学習モデルを実施する
上記の内容を踏まえて、検討しているあるいはこれから入学する予定のプログラミングスクールのサイトから事前に無料カウンセリングを受けましょう。
あなたがエンジニアになるまでのスタートとゴールに対して、検討したプログラミングスクールとマッチしているか確認することが大切です。
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